吉村知事 新たに1162人が感染と発表 「医療崩壊はまだなのか?」質問も

 大阪府の吉村洋文知事が23日、府庁で囲み会見に応じ、この日新たに確認された新型コロナウイルスの感染者が「1162人」と発表し、「1000人を超えてますから、非常に厳しい数字だと思ってます」と厳しい表情で語った。

 大阪では22日時点で、重症者が過去最多の328人に。確保している重症病床は日々増えてはいるが、272床の全てが埋まり、使用率は100%に。重症病床に入れない56人は、軽症・中等症患者を受け入れている病院で引き続き治療を受けている。

 この状況について、記者から「医療崩壊はまだなのか?」という質問を受けた吉村知事は、「重症病床は極めて厳しい状況だと思っています。ご理解を得て(重症病床は)日々増えてきている。非常に無理をしながら大きな病院には重症者の治療をしていただいている状況ですから、我々は全庁あげて、そのお願い(増床)をしている。これから増やしていきたい。合わせて、重症者も増えてきますので、病床は極めて厳しい状況が今後も続く」と話した。

 その上で「医療従事者の皆さんが、今、この瞬間も命を救う活動をしていただいています。本当に頭が下がります。この中でも(状況でも)重症病床を増やせるよう、できる限り尽くしていきたい」とした。

 知事はかねて、“医療崩壊”という言葉について「医療従事者の皆さんが懸命に命を救う活動をしてくださっている。我々が軽々に“医療崩壊”とは言えない」として、「医療体制が非常にひっ迫して厳しい」という言い回しをしている。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス