吉村知事 緊急事態宣言を要請「18日の数字を見て判断。医療極めて厳しい」

 大阪府の吉村洋文知事は、政府に緊急事態宣言発令を要請すると表明=19日、大阪府庁
大阪府の吉村洋文知事は、政府に緊急事態宣言発令を要請すると表明=19日、大阪府庁
 大阪府の吉村洋文知事は、政府に緊急事態宣言発令を要請すると表明=19日、大阪府庁
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 大阪府の吉村洋文知事(45)が19日、府庁で囲み会見に応じ、政府に緊急事態宣言発令を要請すると表明した。20日に府の新型コロナウイルス対策本部会議を開き、正式に要請する。吉村知事は大阪府に4月5日に適用した「まん延防止等重点措置」の効果が不十分だった場合、政府に緊急事態宣言発令を要請すると述べていた。

 「まん防」の効果は約2週間後から表れるとされ、19日以降の感染者数を見極めるとしていたが、通常なら感染者数が少ない日曜日の18日、新規感染者が過去最多となる1220人を記録。吉村知事は「きのう(18日)の数字を見て判断しました。現状、感染拡大を抑えられている状況にはない。医療態勢も極めて厳しい」と、4月第4週における感染者数の推移を待たず意思表示した。

 緊急事態宣言の時期や期間については、政府の判断に委ねられるとしたが「なるべく早く、というのを国にお願いする。より厳しく強い措置を集中してやるのが重要ではないかと思う」と話した。テーマパーク、百貨店などの商業施設への休業要請に踏み込む考えで「都心への人の動きを止めるような措置が必要」と強調した。

 飲食店については、より厳しい時短の実施ではなく「休業要請をお願いすべきだと思っている。補償については政府にご判断いただきたい」とした。学校については「子どもたちへの心身への影響が強い。小中高への一斉休校はすべきではない」と述べ、大学にはオンライン授業の継続を求めるとした。

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