福島第1原発処理水海洋放出へ 韓国抗議「断固反対」18年にトリチウム放出も

 東京電力福島第1原発で増え続ける処理水の処分に関し、政府は13日、関係閣僚会議を首相官邸で開き、海洋放出の方針を正式決定した。2年後をめどに第1原発敷地内から放出に着手。残留する放射性物質トリチウムは濃度を国の基準の40分の1未満まで薄める。風評被害には東電が賠償対応する。

 海洋放出の方針決定に対し13日、中国外務省は「極めて無責任」、韓国政府の具潤哲国務調整室長は「断固反対する」などと批判し、韓国外務省は駐韓大使を呼んで抗議した。もっとも、在韓国日本大使館によると、韓国は2018年、日本海沿いを中心に林立する原発から計360兆ベクレルのトリチウムを海水や大気中に放出。福島第1原発の貯蓄量を2~3年で排出する計算になるという。中国の原発でも過去に放出が確認されている。

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