フジ・メディアHD 放送法外資規制一時違反 2012年9月末~14年3月末まで

 フジテレビなどを傘下に置くフジ・メディア・ホールディングス(HD)は8日、東京都内の本社で会見を開き、過去に放送法の外資規制に一時違反していたことを公表、事実関係を説明した。

 同社は、2012年9月末~14年3月末までの株主名簿確定時において、本来議決権から控除すべき相互保有株式を株主名簿確定作業において把握できず、総議決権数から控除していなかったと説明。放送法が定める外国人等の議決権比率が計4回にわたり20%を超えていた。同社の金光本修代表取締役社長は「多くの方にご心配をお掛けしたことをおわび申し上げます」と謝罪し、今後については「株主名簿の確定作業における実務に注意を払い、正確な議決権の把握に努めて参ります」とコメントした。

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