乃木坂４６が２８日、２期生による配信ライブを行い、堀未央奈（２４）がグループでの活動に幕を下ろした。

　約３時間にわたるラストステージ。アンコールの冒頭でマイクの前に立った堀は「明日からは乃木坂４６の堀未央奈ではなく、１人の堀未央奈として歩んでいきます。乃木坂４６での８年間で経験したこと、感じたことを胸に明日からもいろんなことに挑戦して、感謝の気持ちを忘れずに、私の道をしっかりと歩んでいきたいなと思います」と目を潤ませながら決意を示した。

　ちょうど８年前、２０１３年３月２８日の２期生オーディションに合格。加入直後に７枚目シングル「バレッタ」のセンターに抜てきされた。その当時を「実力のなさがすごく悔しくて…。悔しかった期間でした」と述懐。同期のメンバーには「きっと（私が）センターになった時にいろんなことを思ったと思う。それでも気を遣ってくれたり、気持ちを押し殺して、こんな私のために手を差し伸べてくれました」と感謝した。

　加入前は「友達関係に悩んで自分のことも嫌いになるし、人のことも信じられなくなっていました」と打ち明けた堀。「変わりたい。強くなりたい」と乃木坂４６の門をたたいて走り続けた８年間。卒業の時を迎え「私が私のことを好きになれるきっかけを与えてくれた。こんな風に強くなれたのは、乃木坂４６で経験して、みんなの優しさに触れて支えられたからだなと思っています」と言葉を詰まらせた。

　ステージの最終盤には、母からの手紙が読み上げられ、さらに１、２、４期生も登場。涙、涙の大団円。最後に「メンバーみんなが頑張っていて、そんなところが大好きなので、入って良かったなと改めて思いました」とし「８年間ありがとうございました。（メンバー）一人一人のことも見て、グループのことも愛してください。本当にありがとうございました」と締めくくった。