菊池桃子 福島で聖火リレー「光が差し続けるように」復興へ灯した“桃子スマイル”

 聖火ランナーを務め、観衆の声援に応える菊池桃子(代表撮影)
笑顔で手を振る菊池桃子(中央)=福島・福島市信夫ケ丘陸上競技場(代表撮影)
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 女優の菊池桃子(52)が、東京五輪の聖火リレー2日目となる26日、第5区間・福島県福島市の第1走者を務めた。信夫ケ丘陸上競技場で聖火の灯(とも)ったトーチを手にしスタート。時折スタンドの観衆に手を振り、笑顔で駆けた。大役に「みなさんと思いがつながったなと、実感しています」としみじみ語り、被災地・福島での走行に「復興の光が差し続けるように」と願いを込めた。

 “桃子スマイル”全開で、トラックを駆けた。距離にして約100メートル。陸上競技場のスタンドに手を振りながら走り、しっかりと次走者にトーチを託した。「走っている最中にアクシデントがないといいなと思っていたんですけど、無事走り終えましたので、心配してくださったみなさんありがとうございました」。表情に充実感をのぞかせた。

 同県は6日、聖火ランナーとして同市を走る予定だった俳優・窪田正孝(32)の辞退を発表。同市出身の作曲家・古関裕而氏がモデルとなったNHK連続テレビ小説「エール」で、主人公(窪田)の母親役を演じた菊池に“バトン”がつながれ、大役を果たした。

 「福島の女性をドラマで演じさせていただきまして、福島には第二の故郷(ふるさと)のような特別な思いがありました」と心中を吐露。続けて「古関裕而さんの『オリンピックマーチ』を頭の中で思い浮かべながら走りました」と充実の時を振り返った。

 今年は東日本大震災から10年。“復興五輪”の一環に携わったことに縁を感じる。「地域限定にはなりますが、(私が)福島を走るにいたっては、復興の光が差し続けるように」と優しい口調で復興道半ばの被災地を思いやった菊池。「この火が全国を回っていくことを楽しみにしています」と期待をふくらませた。

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