将棋・藤井二冠「神の一手」締め!最多勝利&勝率1位確定

 対局に臨む藤井聡太二冠(左)と松尾歩八段=東京・将棋会館(代表撮影)
 初手を指す藤井聡太二冠=東京・将棋会館(代表撮影)
 第34期竜王戦の2組準決勝で駒を進める藤井聡太二冠(代表撮影)
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 将棋の藤井聡太二冠(王位・棋聖=18)が23日、東京・将棋会館で指された第34期竜王戦2組ランキング戦準決勝で松尾歩八段(40)を75手で破り、飛躍の2020年度を白星で締めくくった。5年連続の竜王戦決勝トーナメント進出、来期の竜王戦1組昇格を決めた。

 戦型は横歩取りで、序盤から松尾八段の攻める展開。藤井二冠は自ら激しい変化に飛び込み、飛車角乱舞の派手な将棋に。難解な終盤戦には、何人ものプロ棋士が解説やSNSで「神の一手」「指せる人間がいるなんて」と絶句した、ただ捨ての絶妙手「4一銀」も飛び出し、突き放した。

 今年度成績は44勝8敗で2年連続3度目の「最多勝利賞」。勝率8割4分6厘で、驚異のデビュー以来4年連続8割超えを達成し、4年連続「勝率1位賞」となった。公式戦連勝記録は単独トップの17連勝中だが、来年度へ持ち越しとなった。

 「充実した1年だったのかな。今年度はタイトル戦にも出て、トップレベルで戦われてる方との対戦が多かったので、その中でも結果を出せたことは自分の中でも自信になるのかなと思います」と振り返った。

 昨年7月には第91期棋聖戦で、渡辺明三冠(36)を破り17歳11カ月で史上最年少初タイトル達成。同年8月には第61期王位戦で木村一基王位(47)を退け、18歳1カ月で二冠となった。今年1月には朝日杯将棋オープン戦で2年ぶり3度目の優勝。コロナ禍の暗闇を照らすような活躍に日本中が沸いた。

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