辛坊治郎氏、ヨット遭難記者会見「しおらしい顔してるが…内心は全然違う」

 キャスターの辛坊治郎氏が15日、フジテレビ系「とくダネ!」で、13年のヨット遭難時の「今だから言います」という当時の心情を明かし、小倉智昭から「バカいってんじゃないよ」とツッコまれる一幕があった。

 番組では最終回までのカウントダウンとして、小倉が会いたいという辛坊氏との対談が放送された。

 辛坊氏は13年に太平洋ヨット横断に挑戦するも、クジラに乗り上げ遭難した。辛坊氏は当時を振り返り「死ぬと思ったのは救命いかだの転回に失敗した一瞬だけでした」と驚きのコメント。そして「今だから言いますけど、しおらしい顔で記者会見してましたけど、内心は全然違いますから」と言いだし、小倉は笑って「バカいってんじゃないよ」とツッコんだ。

 辛坊氏は午前7時に漂流し、その日の午後6時過ぎに救助されたが「この半日か1日の間で救命いかだの中で話していたのは『次、いつ行く?』『次は沈まない船にしようねって…」と漂流しながら、同乗していた全盲のセーラー・岩本光弘氏と次の挑戦の話をしていたことを明かした。

 これに小倉は「怖いからあえてそんな話をしていたんじゃないか」と指摘するも、「そんなことはない。13年、最悪これで俺が死んでも誰も路頭に迷わない、困らないと金庫に遺書を書いて(入れて)、その遺書は未だに入っている。誰も触ってない。それがあるから13年に出た」と、死への恐怖はなかったと強調した。

 さらに、救助された際に、世間から「税金を使って」という趣旨の批判が上がったことにも言及。「皆さんにそう思われるのは仕方がない」と理解を見せたが「これも今だから言うが、そう言われて当然だが、言われている側は全くそんなことは気にしていない。言っとけと…」と言いだし、またも小倉を苦笑させた。

 そして「救助は求めませんと内心では思っていても、口が裂けても言わない」ともコメント。「それを言ってしまうと、電話一本で助かる人が『テレビでああ言ってたから電話をかけるのをやめよう』となったら、死んじゃいますからね。助けてもらえる状況にある人は、堂々と助けてもらったら良いんじゃないの」という持論も展開していた。

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