橋下徹氏「五輪は政治化してる」

 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が14日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」に出演し、オリンピックの「政治化」について語った。

 この日は「ヒゲの隊長」こと自民党外交部会長・佐藤正久氏、ジャーナリスト・櫻井よしこ氏らと中国がワクチン外交を進めていることなどについて討論。IOC総会でバッハ会長が、21年東京五輪、22年北京冬季五輪の参加者に対して、中国から新型コロナウイルスのワクチン提供の申し出があったことを明かしたことを伝えた。

 佐藤氏は北京冬季五輪を決めた中国の豪腕を「あっぱれ」と評価。さらに、五輪のキーパーソンであるバッハ会長にしっかりと食い込んでいる政治力に舌を巻いた。櫻井氏は「今回の(東京)オリンピックは、その後の北京オリンピックを見据えた国際政治のものすごくホットな問題なんだという認識で、外交と安全保障を含めてトータルに考えることが必要」と意見を示した。

 佐藤氏は米国がまだ北京冬季五輪に参加するかどうかを決めていないことにも言及。番組キャスターのフジテレビ報道局解説委員・松山俊行氏は「(中国西部の)新疆ウイグル(自治区の)人権問題とかでアメリカが北京オリンピックに不参加となる可能性もあると見越して、先手を打つ形で中国が動いている」と解説した。

 橋下氏は「今のオリンピックは『政治的に中立』と言いながら、政治化しちゃってる。ここにどう対応するかは重要な問題」と現実を直視した意見を提示。櫻井氏は「国会の野党のみなさん、与党のみなさん、もっと大事な問題を論議してほしい。でないと日本沈没です」とコメントを付け加え、国会議員の奮闘を期待した。

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