臨床心理士・藤井氏がパワハラ予防に「冷やしみかん」提唱 相模原市のパワハラ行為で

 臨床心理士の藤井靖氏が3日、フジテレビ系「バイキングMORE」に出演し、パワハラ予防のキーワードで注意を喚起した。

 番組では神奈川・相模原市の前議長が相模原市出向のキャリア官僚から市職員がパワハラを受けたという相談に乗る裏で、市職員らとのグループLINEで特定の職員に対し繰り返し威圧的なメッセージを送信していたという驚きの事実を伝えた。「おれの視野から消えてください」「異動してください邪魔です」「おれに2度と関わらないでください」などの文面で、現在休職している職員もおり、市は2月にパワハラ行為があったとする報告をまとめたという。

 スタジオの藤井氏は「心理学ではワンダウンポジションと言って、上下関係が完全にはっきりしている状態。上に立つ人は厳しく言うことが自分の役割だと思うし、それで仮に傷つけるような内容だったとしても、言われた側の人は自分が悪いんだと思ってしまう構造にある。グループLINEでやるっていうのは一番良くない」と断じ、さらにパワハラ予防のキーワードとして「冷やしみかん」を紹介した。

 MCの俳優・坂上忍が「冷やしみかん?」と聞き返すと、藤井氏は「冷やしの『冷や』は冷静に、『し』はしつこくやらない、『み』はみんなの前では言わないで個別に、『かん』は簡潔に短く。それを全部逆のことをやっているイメージ。この言動に共通しているのは人格否定。その人の存在自体を否定しまうと精神的、あるいは身体的な被害がすごく大きくなる」と説明し、注意が必要だと訴えた。

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