ゴーン元会長逃亡支援の米親子逮捕 ボストンから移送 経緯を追及へ

 元日産自動車会長カルロス・ゴーン被告(66)=入管難民法違反容疑で逮捕状=のレバノン逃亡を手助けしたとして、東京地検特捜部は2日、犯人隠避の疑いで、身柄の引き渡しを受けた米国籍の親子2人を逮捕した。同日午後、米東部ボストンから移送され成田空港に到着した。特捜部は東京拘置所に収容し、逃亡の経緯を追及する。

 2人は米陸軍特殊部隊グリーンベレーの元隊員マイケル・テイラー容疑者(60)と息子のピーター容疑者(28)。特捜部が昨年1月に逮捕状を取り、米当局が同5月に拘束した。逮捕に向け、今年2月27日に地検が検事らを派遣していた。

 航空機は日本時間2日未明にボストン国際空港を離陸した。搭乗ゲート付近では複数の警察官が警戒し駐機場にも警察車両が展開。成田空港でも移動する2人をシートで覆うなど厳戒態勢だった。

 米東部マサチューセッツ州の連邦地裁が昨年9月、日本への身柄引き渡しは可能だと判断し、米国務省が10月に承認した。

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