東京映画記者会（デイリースポーツなど在京スポーツ７紙で構成）が制定する「第６３回ブルーリボン賞」が２３日、決定した。

　３作品を好演し、助演男優賞を受賞した成田凌（２７）は「助演の方が人数も多いし、その中から選んでもらったっていうのは喜ばしいことですよね。作品のおかげです」と喜びを口にした。

　その振れ幅の大きい演技で「カメレオン俳優」と評されることを快く思っていない。「脱カメレオン俳優を目指したい。普通のことをしてても成立できる俳優になりたい。役に頼ってしまうので、何も頼らないで」と決意を口にした。

　一方で「今年はカメレオン俳優でいきたい。そうやって（カメレオン俳優という言葉を）つぶしていく方法もありますよね。はやらせればいいんですよ」とも。持論の展開にクセものぶりを発揮していた。