天皇陛下 眞子さま結婚に「多くの人が納得し喜んでくれる状況」願う

 天皇陛下は23日、61歳の誕生日を迎えられた。これに先立ち住まいの赤坂御所で記者会見し、新型コロナウイルス禍、発生から3月11日で10年を迎える東日本大震災、秋篠宮家の長女眞子さまと小室圭さんの結婚、今年12月1日に20歳の誕生日を迎え、成年皇族として公務に当たることになる長女愛子さまなどへの思いを述べた。

 陛下はこの1年を「コロナ禍に翻弄(ほんろう)されてきました」と振り返った。犠牲者を悼み、医療従事者や保健所職員らへの感謝を述べ、「お一人お一人が、人知れず続けている努力を多といたします」と国民を慰労。「忍耐強く乗り越える先に、明るい将来が開けることを心待ちにしております」と克服を願った。

 震災については「被災地に永く心を寄せていきたい」と語った。家族を亡くした人や避難生活が続く人を挙げ「震災からの傷がまだ癒えていないというような気がいたします」と被災者を案じた。

 眞子さまと小室さんの結婚については、眞子さまが秋篠宮ご夫妻とよく話し合った上で「多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております」と、秋篠宮さまの以前の発言を踏まえた表現にとどめた。

 「国民の間でさまざまな意見があることは私も承知しております」としたが、納得を得るために何が必要かを問われると、「先ほど申し上げたこと以上のことは差し控えたい」と答えを避けた。

 愛子さまには「今まで以上に、さまざまな経験を積み重ねながら視野を広げていってほしい」と期待。大学生として意欲的に勉強に取り組む様子に「少し頼もしくなった」と成長を喜んだ。

 結婚についての考えを問われると「大学生活も始まったばかりなので、視野を広めていくことになる」とし、「その過程で、結婚のことも含めて、将来のことも話し合う機会があるかと思います」と述べるにとどめた。

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