橋下氏、ロシア製ワクチンへの不安「偏見です」

 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が21日、フジテレビ系「日曜報道THE PRIME」に出演し、新型コロナウイルスに対するロシア製のワクチンへの感情的な部分での思いを伝えた。

 番組では、ロシア製のワクチン「スプートニクV」について、英医学雑誌「ランセット」で、91・6%の有効性を確認したという論文が発表され、31の国と地域で契約が結ばれたと伝えた。ドイツのメルケル首相なども高く評価しているとされた。

 東京歯科大市川総合病院教授の寺嶋毅氏は「思ったように(ワクチンが)入ってこない状況なら、こういう選択肢を取り入れていいと思います」とロシア製も「あり」の判断。ただ、自民党新型コロナワクチン対策PT座長の鴨下一郎氏は「本来はアストラゼネカ(社製のワクチン)と同じような力を持ってるんだろうと思いますけど、残念ながら日本のメーカーは生産には食いつきが悪い。やっぱり『東(側諸国)』『西(側諸国)』の偏見みたいなのがあるのかな」と実情を語った。

 橋下氏は鴨下氏の意見を補足するように、製薬会社はユーザーが使用をためらうなら、生産には二の足を踏むと説明した。さらに「ぼくみたいな非科学的な人間は国産派ってなっちゃうんですよね」とコメントした。自身の中に「西側諸国の…」という思いがあることも正直に告白。ロシア製に対する漠然とした不安は「偏見です」と前置きした上で、「科学的データできちんと説明してもらいたい」と求めた。

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