元東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏が１６日、日本テレビ系「スッキリ」で、東京五輪・パラリンピック組織委員会の次期会長について「経済人で国際的に通用する人」が適任との意見を述べた。

　番組では、森喜朗会長の後任について、どんな人が適任なのかというテーマで特集。その中で、森会長の働きを都知事時代に間近で見てきた舛添氏に話を聞いた。

　舛添氏は、組織委員会会長の仕事として、ＩＯＣ、東京都、国、スポンサー、スポーツ団体の５つの団体と話をまとめる「交渉力が絶対に必要」と訴え、森氏にはその力があったと力説。「腰が軽いというか、あれだけ偉い人だが頭を下げに行く、根回しの名人」とも評した。

　そんな森氏の後任には「ＩＯＣときちんと話ができる、国際的な能力が必要」と語り「国内は、みんなで団結すればいいが、国際的に、アメリカがやめようと圧力をかけたら、成功させますからと言える能力が必要。対外交渉能力が必要な気がします」と主張した。

　後任に適任人物はいるのか？舛添氏は「後任は女性だからいいとか、若い人だからいいという話ではなく、そんな安易に決めると前に進まない」と訴え「経済人で、国際的に通用する人が一番いい気がする」と“経済人”というキーワードを挙げていた。