加藤シゲアキ 3年半ぶり舞台主演 木村拓哉の幻の名作「モダンボーイズ」再演

 NEWS・加藤シゲアキ(33)が、舞台「モダンボーイズ」(4月3日開幕。東京・新国立劇場ほか)に主演することが24日、分かった。自著の小説「オルタネート」が直木賞候補にノミネートされるなど作家としての活躍が目覚ましい加藤が、約3年半ぶりに舞台主演する。

 今作は、94年に「洒落男たち~モダンボーイズ~」のタイトルで木村拓哉(48)が主演し、幻の名作と呼ばれた青春群像劇。日中戦争直前の浅草のレビュー小屋を舞台に、プロレタリア革命を志す学生・矢萩奏を演じる。

 特高警察に追われ、逃げ込んだ劇場で生きる居場所を見つけていく主人公が、戦争が切迫し不要不急と言われたエンターテインメントの世界で、歌い踊ることの意味をかみ締めていく物語。コロナ禍の現代ともリンクするストーリーに、加藤は「台本を拝読して、今こそ上演されるべき作品だと感じました」と力を込めた。

 「昭和初期の激動の時代、検閲によって思うような作品を作れない、意のままに舞台を上演できないというのは、令和三年になった今、状況は違えど重なるところがあります」と、作家として、演者として、共感を口にする。「レビューというエンターテインメントに生きた人々の息遣いと熱狂と興奮を楽しんでいただけるよう、私が演じる矢萩奏のように、私自身も情熱をもって演じ切りたいと思います」と意気込み、27年前、若き日の木村も演じた矢萩を、加藤の色に染め上げていく。

 演出は、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」を手掛けた一色隆司氏が務める。

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