坂本龍一「これからはがんと生きる」…直腸がん公表【全文】
音楽家の坂本龍一(69)が、直腸がんであることを21日、発表した。坂本は2014年6月にも中咽頭がんと診断され、活動を休止。がんのステージや治療方法は公表せずに療養し、15年12月公開の映画「母と暮せば」の劇中音楽で仕事復帰を果たした。
【以下、公式サイト全文】
みなさまへ
2014年に罹患した中咽頭がんは6年を経て寛解し安堵していましたが、残念ながら、新たに直腸がんがみつかりました。
大いに落胆しましたが、すばらしい先生方との出会いもあり、無事手術を終えて現在は治療に励んでいます。
未曾有のパンデミック下で医療機関、医療従事者、関係者のみなさまのご苦労が多いなか、真摯に患者と向き合う姿勢にはただただ頭が下がるばかりです。
心より感謝を申し上げます。
このような事情のうえコロナ禍もあり、長距離の移動がともなう仕事は困難になりますが、治療を受けながら出来る範囲で仕事を続けていくつもりです。とはいえ、場合によってはキャンセルさせていただく必要があるかもしれません。現在抱えている仕事、プロジェクトに関わるみなさまには多大なご迷惑をお掛けすることを深謝いたします。
これからは「がんと生きる」ことになります。
もう少しだけ音楽を作りたいと思っていますので、みなさまに見守っていただけたら幸です。