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阪神・淡路大震災から26年 イベント継続の意味と思い…大手芸能事務所も参加

 阪神・淡路大震災から丸26年が経った1月17日、神戸市垂水区の「シーサイドホテル舞子ビラ神戸」で、第17回神戸震災復興フリーライブ「ONE HEART」が行われた。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、阪神・淡路大震災の復興イベントはほとんどが中止となってしまった。「ONE HEART」も、中止も含めて慎重に検討された。だが運営側は、このタイミングですべてのイベントや行事を中止してしまうことで、震災の記憶や、復興へ向けての思いさえも風化が始まってしまうことを危惧した。

 また、今年は東日本大震災の発生からちょうど10年を迎え、世間の耳目は東北の被災地に集中するだけに、阪神・淡路大震災の風化がより進んでしまうことも考えられた。総合的に判断し、イベント自体が持つ「意味」を重視し、今年も開催を継続することが決定したという。

 その関連もあり、今回はゲストとして、東日本大震災の被災地・仙台出身のシンガーソングライター・ハジ→(40)が出演した。ハジ→は地震発生当時、東京で仕事をしていたが、実家は壊滅的な被害を受けた閖上港の付近で、母親とは何日も連絡が取れなかったという。

 これまでも、西日本豪雨や熊本地震に際し、被災者を応援するための楽曲を制作してきたハジ→。今回のイベントについては「災害があったその日付に、実際にその場所でライブをさせていただく機会は、非常に貴重」と話した。

 会場入りの前には、26年前の震災で最も大きな被害を受けた神戸市長田区の住民から、当時の様子を聞いた。「当時のことを語り部として伝えていくというのは、すごく大切なこと。毎日伝えようとするとしんどくなると思うんですけど、1年に1回でもそこと向き合って、『頑張りたくても頑張れなかった人もいるのだから、命があるならば強く生きていこう』という思いが皆さんに伝わっていけば」と、自らの活動にもなぞらえてその必要性を語った。

 次の世代に震災を語り継いでいくという思いに、東京の大手芸能事務所も賛同した。タレント・鈴木奈々(32)やSKE48・須田亜香里(29)らが所属する「ツインプラネット」が特別協賛として名を連ね、関西在住の児童や親子連れを対象とした「ツインプラネットシート」を設置。30組を無料招待した。

 また、阪神タイガース・梅野隆太郎捕手、中谷将大外野手らの入場曲を手がけるシンガー・ソングライターのBigfumi(28)もゲスト出演。「自分は、誰かを励ましたり、エールを送るために音楽をやって来た。多分、これまでたくさんの人が生きる糧にしたであろう音楽をやっている立場として、こうしたイベントには強く感じるものがあります」としみじみ話した。

 神戸のご当地アイドル・KOBerrieS♪は、ホスト役を担当。キャプテンの小形優莉(22)は「地元の神戸でこうしてライブが出来ること、震災を風化させない為に伝えていく機会があることがうれしいです。尊敬するアーティストさんとできて、感謝でいっぱいです」とコメントした。

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