フィリップモリスジャパンが「IQOS」値下げを発表 最大3000円
フィリップ モリス ジャパンは19日、オンライン会見を開き、今月25日から加熱式たばこ「IQOS」のデバイスキットを値下げすると発表した。「IQOS 3 DUO」を9980円から6980円に、「IQOS 3 MULTI」を6980円から4980円とするなど、最大3000円値下げする。価格を下げることで、より多くの成人喫煙者に紙巻きたばこからの切り替えをうながしていくという。
同社は昨年、改正健康増進法全面施行に合わせ、スタジアムや観光地など人が集まる場所での喫煙所や飲食店での喫煙スペースの設置など喫煙環境の整備を行ってきた。今年は「もっと『身近』なIQOSへ」のスローガンを掲げ、環境整備はもちろん価格面、デバイスやたばこスティックなどの製品展開を強化。2021年最初の新製品「ヒーツ・ピュア・ティーク」の発売に続き、今後は1月から3月にかけて毎月、新デバイスと新たな味わいのスティックを発売するなど、より多様な選択肢を提供し、多方向から加熱式への移行を後押しするという。
会見に出席した同社の村上彰啓ポートフォリオ・マネジャーは「2021年は加熱式たばこの喫煙環境整備、製品展開のさらなる強化を推し進めていき、煙のない社会の実現を加速させていく」と語った。