大阪府は８日午後、新型コロナウイルスの対策本部会議で、感染の急拡大を受け、政府に緊急事態宣言の発令を要請することを正式決定した。

　吉村洋文知事は会議後に会見に応じ、２度目の発令となる緊急事態宣言について「効果はあると思うか？」と記者から質問されると、「府民の皆さんのご協力、事業者の皆さんのご協力、そしてなんとか感染を抑えなきゃならない、と大阪一丸になって…。今なんとか、必ず感染を抑えなければならない、（という思いを）共有できれば、必ず、効果はあると思っています」と述べた。

　また「緊急事態宣言は最後の手段。緊急事態宣言は魔法の杖ではありません。緊急事態宣言をしたからってウイルスが消えるわけではありません」と繰り返し、「府民の皆さんお一人お一人の感染抑止の行動に尽きると思います。仮に飲食店に（午後）８時までの時短要請をしても、本部会議でも（分析が）出ていましたが、いろんな家族が集まってホームパーティで大騒ぎしたらそこで感染が広がる」と改めて府民の理解と協力を訴えていた。