菅首相 学術会議任命拒否問題を聞かれ笑う…反発はかなりあると予測していた
菅義偉首相は4日、官邸で記者会見を開いた。臨時国会の事実上の閉幕を受けてのもの。新型コロナウイルスへの対応やGo To トラベルなどについて表情を変えず淡々と答えたが、日本学術会議について学会などから反発の声があがっていることを問われ、笑みを浮かべて質問に答える場面があった。
日本学術会議が推薦した新会員候補6人の任命を菅首相が拒否した問題について質問者から「人文社会系の310を超える学協会が任命拒否の撤回を求める声明を出した」「アカデミズムからの反発は止まっていない。これほどまで反発が広がると思っていたか。これほどアカデミズムが反発していることにどう思っているか」などと問われた。
菅首相は「任命権者として内閣法制局の理解を得ている」などと主張。答えの最後のほうで笑いながら、「これほど大きくなるかということですけども、まあ、私はかなりなるんじゃないかと思っていました」と反発は予想していたと答えた。