大阪府 コロナ重症者最多124人 重症者病床使用率9割迫る

 大阪府は30日、262人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。200人以上の感染確認は14日連続。また感染した80~90代の男女4人が死亡。重症者は新たに21人発生し、治療中は過去最多の124人。同日時点で重症者用として運用可能な病床143床の使用率は86・7%と逼迫(ひっぱく)している。吉村洋文知事は他府県に対する患者受け入れの協力要請は「重症病床の実運用数と重症者の数をにらみ、適切な時期に判断したい」と述べた。

 現段階で他の傷病の患者が使っている病床も含め、府が重症者用に確保した206床の使用率は60・2%。独自基準「大阪モデル」では使用率が70%になると非常事態を示す「赤信号」が点灯する。

 累計で府内の感染者は2万273人、死者は320人。11月に発表された感染者は7520人、死者は78人でいずれも月別で最多に上った。30日の陽性率は8・5%、感染経路不明は157人。

 府が重症患者の増加を想定し、整備を進めてきた臨時施設「大阪コロナ重症センター」の第1期分30床が同日完成。しかし、必要な看護師は十分に確保できていない。

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