吉村知事 「重症センター」看護師半分足りず 国にコロナ受け入れ病院への支援金要望

 大阪府の吉村洋文知事が25日、ABCテレビの夕方の報道番組「キャスト」に出演。国に対し、新型コロナウイルス患者を受け入れる病院に対して、通常の診療報酬以外に、「大きな支援金」などを検討してほしい、と要望した。

 大阪では、25日時点での重症者が107人となり、重症病床使用率が50%を超え、医療体制が切迫している。

 今月末に完成し、12月中旬にも運用を開始する「大阪コロナ重症センター」では重症専用病床を30床作る予定だが、医師10人の確保はできたものの、看護師は半分も確保できておらず、「現在50名の看護師さん、(コロナの)専門的な知識を持った看護師さんが応援する、と名乗りを上げていただいてますが、あと80名足りない」と明かした。

 「看護師さん、それぞれの病院で頑張ってくれてる状況。ほんっとに感謝しています」と医療従事者への感謝を述べ、「看護師さんはフル稼働の状態。コロナの患者さんを看るのは、心身ともに大きな緊張を伴う。なかなか簡単にはいかない」と看護師不足の現状が打破できない苦悩も口にした。

 その上で、「国がコロナを受け入れる病院に対して、普通の診療報酬以外に、大きな支援金を出すとか、そういうことを是非やってもらいたいなと思います。そういうことを国会議員も議論してもらいたいなと」と国に対して、コロナ患者を受け入れた医療機関に対し、資金援助を要望した。

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