お笑いトリオ・安田大サーカスのクロちゃん（４３）が、２９日放送の読売テレビ「八方・陣内・方正の黄金列伝！」（後４・２５＝関西ローカル）に出演。お金に関するゲスすぎる実態などを団長安田、ＨＩＲＯ、オジンオズボーン・篠宮らの証言をもとに検証していく。

　クロちゃんは「とにかくアイドルになりたい」という一心で、素人時代には「笑っていいとも！」のオーディションに合格。２３歳でアイドル部がある松竹芸能入りするが、偉い人が「アイドルユニット組ませたるから」と言って連れてきたのが団長安田とＨＩＲＯ。結局、この３人で安田大サーカスを結成した。

　そこそこのスタートを切ったが、キャラ頼みの芸風はすぐに飽きられ仕事は減少。あくまでアイドルを目指すクロちゃんには、芸人としての生活は非常に不本意だったという。団長からの鉄拳制裁を特に恐れ、本気で芸人をやめたかったと力説。団長、ＨＩＲＯとは食い違う主張に、一同が思わずツッコミを入れる。

　クロちゃんはデビュー時から、月１５万円という多額の仕送りをもらっていた。３５歳になって母親から「孫にお金を残したいから、月３万円にしたい」と懇願されるが、かたくなに拒否。「仕送りをするほうがやりがいになって長生きする」という独自理論を展開した。

　ずっと３等分だったギャラに関しても「仕事を引っ張ってくる団長に子供が出来たから、養ってもらうのは申し訳なく、それぞれにしようと提案した」とクロちゃんは言うのだが、裏にはとんでもない理由があった。守銭奴ぶりに、ＭＣの陣内智則もあきれ果てる。

　最近ではうそつきやゲスといった面がクローズアップされるが、いまだに「笑いはわからない」と話すクロちゃん。これからの目標を聞かれ「アイドルプロデュースをしつつ、自分も歌いたい」と、来年２０周年を迎える安田大サーカスのことは一切考えていない様子だった。