大阪維新・吉村新代表誕生 都構想否決から心機一転「ワン大阪」目指す

 大阪維新の会新代表に選出された吉村洋文大阪府知事
 大阪維新の会の新代表に選出された吉村洋文大阪府知事。左は前代表の松井一郎大阪市長=大阪市
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 地域政党・大阪維新の会が21日、大阪市内で代表選挙を行い、代表代行の吉村洋文大阪府知事(45)を新代表に選出した。1日に大阪都構想が住民投票で否決されたことを受け、党代表の松井一郎大阪市長(56)が辞任し、2010年の結党後初の代表選に。吉村氏と片山一歩大阪市議(57)が立候補し、232票を得た吉村氏が、11票の片山氏に大差をつけた。橋下徹氏(51)、松井氏に続く3代目の代表に就任した吉村氏は「今は党3回目のピンチ。橋下さん、松井さんの創設者2人がいなくなった。大阪維新がダメなままで終わるのか、大阪の成長を支える政党になるのか。一致団結して府市一体の『ワン大阪』を目指していきたい」と力を込めた。

 松井氏は、国政政党の日本維新の会代表を次期衆院選まで続け、同市長の任期満了をもって政界を引退する意向。新執行部の誕生に「維新スピリットを引き継いでもらう、新しいリーダーが誕生した」と期待を寄せた。

 吉村氏は松井氏との共闘で大阪市を8総合区にする総合区制度の導入や、府・市の広域行政一元化の条例制定を目指すとした。

 同日、大阪府では新型コロナウイルスの新規感染者が過去最多415人にのぼった。吉村氏は、この日に政府が「Go To トラベル」などの見直しを表明したことに、「Go Toは立ち止まるべき。イートも同じ。その方向で進めていきたい」と述べた。

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