ごはん論法の上西充子教授 菅首相は「会見」実績を作るために…安倍前首相との違い

 政治家や官僚のはぐらかし答弁を「ごはん論法」と表現した上西充子法政大学教授が20日、ツイッターに新規投稿。菅義偉首相と安倍晋三前首相の「会見」に対する考え方の違いを、首相官邸映像を元にして投稿した。

 上西教授は「菅首相の官邸エントランスにおける『会見』で記者の追加質問に答えずに立ち去った部分が官邸映像では消されている問題、安倍政権の場合はどうだったんだろう、とチェックしてみたら、そもそも官邸における『ぶらさがり』は『記者会見など』に含まれず、掲載がなかった」と指摘。

 上西教授は「桜を見る会について安倍首相が『今、質問された方が良いと思いますが、何かありますか』と、30問を超える番記者の質問に20分間をかけて行った2019年11月15日の『ぶら下がり』も、官邸映像には残されていない」と記した。

 さらに上西教授は「逆に言うと菅政権は、追加の質問を受けずに一方的に話して済ませる『ぶら下がり』を『会見』(「記者会見」ではない)という位置づけで『記者会見など』の官邸ホームページ情報に追加して、『そこそこ会見は行っている』と実績を水増ししているとも考えられる」と分析した。

 菅首相が会見を開かないことについて、立憲民主党の蓮舫参院議員は19日のツイッターへの投稿で「総理就任の9月16日を最後に記者会見も行っていません」と苦言を呈している。

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