窪田正孝 杉咲花へ朝ドラ主人公がバトンタッチ「健康、美容にいい」とりんご贈る

 朝ドラバトンタッチセレモニーに参加した窪田正孝(左)と杉咲花
 朝ドラバトンタッチセレモニーに参加した窪田正孝(左)と杉咲花
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 NHK連続テレビ小説「エール」の主人公を演じる俳優・窪田正孝(32)が19日、大阪市のNHK大阪放送局を訪れ、30日スタートの「おちょやん」でヒロインを務める女優・杉咲花(23)へのバトンタッチセレモニーが行われた。

 古山裕一を演じた窪田は、杉咲に「福島産・木成(きな)り完熟りんご」をプレゼント。「健康にも美容にもいいといわれるりんごをたくさん食べて、長期間の収録を乗り切ってください」といい、杉咲は「撮影の合間はフレッシュなものが食べたくなるので、みんなでおいしくいただきます」と返した。

 一方の杉咲は窪田に「『おちょやん』特製デザインの座布団」を渡した。劇中で座布団を抱えて道頓堀の街を駆け抜けるシーンもあり、座布団はお茶子として働く千代を象徴するアイテムという。「座布団に座って一息ついて、撮影の疲れを癒してください」と言葉を送り、窪田は「4つあるので、音さんをはじめ家族みんなで座って、休ませていただきます」と喜んだ。

 また、窪田は杉咲に対して「撮影期間が約1年と長く、我慢し続けるとどこかで反動が出てしまうので、スタッフやキャストの皆さんとたくさんコミュニケーションをとって本音で言い合える関係性を築くことが長い撮影期間を乗り切るコツです。杉咲さんは、感性豊かな方ですので、自分の感性を大事に作品に挑んでいければ大丈夫だと思います!」と文字通り『エール』を送った。

 作品「エール」の最終週の見どころについては「演じてみて僕自身も感じたことですが、人の背中を押してくれる力が音楽にはあります。23日からの最終週は、妻・音役を演じてくれた二階堂ふみさんと2人の夫婦道の集大成となります。‘朝ドラ’史上例をみないカタチでの終わり方になると思います。ぜひ、ご期待ください」とアピールした。

 杉咲は「長期間の撮影お疲れさまでした。毎朝メーク室で『エール』を拝見しています。相手を思いやる気持ちの温かさがまっすぐに伝わってくる、すてきな作品だと感じます。15分という短い時間で人の気持ちを動かすのは本当にすごいことです。それも窪田さんをはじめ作品に関わった方々が、全身全霊で挑まれたからこそだと思います」と窪田をねぎらった。

 「おちょやん」については「おかしいなぁと笑えるのに涙が出たり、悲しいのにクスッと笑えるような作品になっていると思います。今、大変なことが日々たくさんあると思いますが、大きく進むことはできなくても、あと一歩だけ進んでみようと思えるような小さな勇気をもらえる作品になっていたら良いなと思いながら、毎日撮影しています」と思いを明かした。

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