尾上松也、「鬼滅の刃」は「歌舞伎に一番いい」 実現なら演じたいのは煉獄杏寿郎

「鬼滅の刃×京都南座 歌舞伎ノ舘」のプレオープンセレモニーに出席した尾上松也=京都・南座
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 歌舞伎俳優・尾上松也が5日、松竹の迫本淳一代表取締役社長(67)とともに、京都・南座で行われたテレビアニメ「鬼滅の刃」と歌舞伎のコラボ展「鬼滅の刃×京都南座 歌舞伎ノ舘」(6日~23日)のプレオープンセレモニーに出席。「鬼滅-」の歌舞伎化に期待した。

 アニメ派という松也は「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」も鑑賞し、結末に仰天したという。さらに、老若男女で満員の映画館、全員が号泣する姿に驚かされたとした。

 歌舞伎との共通点もあるとし、「歌舞伎は家族愛や絆(きずな)を描くことが多い。(『鬼滅-』が)面白いなと思うのは、非常に熱い思いをもちながらも、それぞれが胸の奥に詰め込んで日々過ごしている。鬼もそう。背景、奥深さは日本的で、そういう心情の描き方は歌舞伎の得意とするところ。僕も先輩方に教わった日本の心、秘めた思いとかが類似する」と解説。さらに、「それぞれの技、衣装が個性的で派手。傾(かぶ)いてるなと。イメージが湧いてくる」と付け足した。

 注目される歌舞伎化については「アニメは歌舞伎と相性がいい。中でも『鬼滅の刃』は歌舞伎として想像しやすい。(形を)変えなくて済むなと思う場面もある。一番いい」と太鼓判。「手を組める時期がくればいいものができると個人的に期待できる」と目を輝かせた。

 実現した場合に演じたい役柄を聞かれると「役として、そのときどうなるかは想像もつかない」とした上で、「いま単純に好きなキャラクター」として鬼殺隊のリーダー格、煉獄杏寿郎(れんごく・きょうじゅろう)を挙げた。松也は「煉獄さんは格好良く感じてしまうところはある」と明かした。

 また、新派の女優・春本由香(27)を妹にもつ松也は、妹が鬼になる主人公の竈門炭治郎に自身を重ねる部分もあるとした。

 迫本社長は歌舞伎化については触れなかったが、『鬼滅-』について「心に刺さる表現がある。歌舞伎でいう傾(かぶ)いている表現そのもの」などといい、「歌舞伎とともにやるのは親和性が高い」と相性の良さを認めていた。

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