蓮舫氏、学術会議への菅首相発言に疑問「会議の推薦そのものに口出す法的根拠は?」
立憲民主党の蓮舫参議院議員が27日、ツイッターに新規投稿。菅義偉首相は26日夜にNHKの報道番組に出演し、日本学術会議の任命除外の問題について「説明できることとできないことがある」と発言したことを受け、判断の根拠など具体的な説明を求めた。
司会者から「説明を求める国民の声もある」と問われ、菅首相が「説明できることとできないことがある」と答えたことについて、蓮舫氏は「いやいや。違法か、と問われているのに『説明できないことある』って…」と疑問を呈した。
学術会議の現会員が後任を推薦する現行の仕組みについて、推薦される会員が「一部の大学に偏っている」と主張した菅首相に対し、蓮舫氏は「起案された時点で6人削除されていた推薦名簿を見て『偏ってる』となんで判断?」と指摘した。
菅首相は「組織の見直しをする時期」とした上で、会員を民間人なども含めて「満遍なく選んで欲しい」と主張したが、蓮舫氏は「民間人や若手、地方大学の出身者らを『満遍なく選んで欲しい』って、会議の推薦そのものに口出す法的根拠は?」と問うた。