津野米咲さん 自殺か 人気ガールズバンド「赤い公園」ギタリスト 気鋭の29歳なぜ…

 4人組ガールズバンド「赤い公園」のメンバー、津野米咲(つの・まいさ)さんが18日に死去していたことが19日、分かった。29歳。18日午前9時ごろ、東京都杉並区の自宅で津野さんがぐったりしているのを、仕事関係者が見つけ、搬送先の病院で死亡が確認された。現場の状況から自殺とみられ、警視庁が詳しく調べている。遺族の意向で葬儀は近親者のみで執り行う。

 今月2日に誕生日を迎えて、11日には新曲「オレンジ/pray」を11月25日に発売することも発表したばかり。充実一途と思われていた津野さんが、芸能界で自殺とみられる訃報が相次ぐ中、29歳の若さで人生の幕を閉じた。

 関係者によると、津野さんは18日に予定していた仕事の現場に姿を見せず、関係者が自宅を訪ねたところ、ぐったりして意識がなかったという。搬送先の病院で死亡が確認された。自殺とみられるが、遺書は見つかっていない。公式サイトも訃報を伝え、「突然の悲報に接し、メンバー・スタッフ共に、現実を受け止めきれない状況です」とメンバーの傷心ぶりを記した。

 16日のラジオ収録が最後の仕事となったが、変わった様子はなかったという。11日には主題歌を担当するフジテレビ系ドラマ「時をかけるバンド」の配信イベントに出演し、笑顔を見せていた。同日放送のテレビ朝日系「関ジャム 完全燃SHOW」でも、音楽談義に花を咲かせていた。

 津野さんは、祖父も父・つのごうじも作曲家の音楽家系。幼稚園の頃から夢に「作曲家」を掲げて、小学時代にはピアノで即興の曲作りに取り組んでいた。2010年1月、東村山西高校の軽音楽部の後輩と、赤い公園を結成。ギターを担当し、12年2月にデビュー。体調不良で5カ月間、活動休止した後、14年に「猛烈リトミック」で日本レコード大賞優秀アルバム賞を受賞。バンドの作詞・作曲・プロデュースを手掛けた津野さんは、他アーティストへの楽曲提供も多く、SMAP「Joy!!」、モーニング娘。’16「泡沫サタデーナイト!」などを手掛けた。

 所属レコード会社によると、11月の新曲シングルは予定通りにリリースする意向。収録曲はすべて津野さんが作詞・作曲。輝かしい才能が残した音楽は、これからも愛され続ける。

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 厚生労働省は悩みを抱えている人に対して相談窓口の利用を呼びかけている。

 【相談窓口】

「日本いのちの電話」

 ナビダイヤル 0570・783・556(午前10・00~午後10・00)

 フリーダイヤル 0120・783・556(毎日:午後4・00~9・00、毎月10日:午前8・00~翌日午前8・00)

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