小林稔侍 京都国際映画祭「三船敏郎賞」を受賞 大林宣彦監督遺作での演技評価

 俳優の小林稔侍(79)が17日、15日からオンラインで開催されている京都国際映画祭で、国際的な活躍が期待される俳優に贈られる「三船敏郎賞」を受賞した。

 小林は、7月に公開された大林宣彦監督の遺作「海辺の映画館-キネマの玉手箱」で演じた映写技師役が評価された。日本映画の発展に寄与した映画人を表彰する「牧野省三賞」は、大林監督に贈られた。

 京都市のよしもと祇園花月で行われた受賞式に出席し、感無量の表情を見せた小林は「映画の聖地、映画の都で行われる京都国際映画祭で、大林組の船に乗せていただいて連れてきていただきました。この思い、感動、感謝を忘れることなく、世界の三船様の冠の賞を俳優生活の糧にさせていただきます」と大きくガッツポーズした。

 4月に亡くなった大林監督の代わりに、妻で作品プロデューサーの恭子さんがビデオメッセージで受賞の喜びを報告。「牧野省三さんは監督たちにとって映画の父。昔の牧野さんの古いチャンバラ映画を、断片ではありますがたくさん見た記憶がございます。日本映画の続きをやらせていただきましたことを、大変うれしく思っております」と話した。

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