芦田愛菜 大人の女優に進化「女子力つけたい」髪バッサリで6年ぶり映画主演

大人っぽい表情を浮かべる芦田愛菜 
大人の雰囲気が増してきた芦田愛菜 
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 女優の芦田愛菜(16)が、公開中の映画「星の子」(大森立嗣監督)で6年ぶりに実写映画に主演している。思春期を迎えた少女の心の機微を繊細に表現。天才子役の殻を脱皮した大人の女優への進化を披露している。私生活では今春に高校に進学。“JK”としての意外な目標を明かした。

 「女子力をつけたいんです」

 高校生になっての目標について聞かれ、芦田は真顔で答えた。

 「私の理想は、おなかに縦線が入っているカッコイイ女性。ステイホーム中に運動を始めて、お風呂に入る前に1時間弱くらい、エアロビクス的なエクササイズや腹筋をしています。今はやらないと気持ち悪くて寝られないくらいになっていて、腹筋割れたらカッコイイなと思っているんですけど、なかなか難しいです」

 そう話す柔和な笑顔は十分に“女子力”を培っている。5歳だった2010年に日本テレビ系ドラマ「Mother」で評判を呼んだ“天才子役”。その面影を忘れさせるほどに成長した“大人の女優”ぶりは、「星の子」でもいかんなく発揮されている。

 「すべてを演じることが演技じゃない。プラスしていくことだけじゃなくてマイナスして、メリハリをつけることが大切と思いました」

 今作では、怪しい宗教にのめり込んでいく両親から溺愛される中学3年生、ちひろを演じている。思春期の葛藤と成長を繊細に演じることが求められる難役だが、「大森監督は私にゆだねてくださった」と振り返る。

 「『あまり作り込んで来ないでほしい』と言われたので、事前に役作りはしませんでした。監督からは『こういう気持ちだよね』という課題やヒントをもらい、私が本番までにそれを考える。監督と一緒に作りあげていく作業がとても好きでした」

 課題に自ら考え、答えを出す-一つの形としてあらわれたのが髪型。ロングをばっさり切って、ショートボブにしたのは芦田のアイデアだった。

 「直感です。原作を読んで、ちひろはどんな子だろうと想像したときに、髪が長いイメージがわかなかった。それで監督に『切りたいです』って言いました。切ってよかったと思います。自分が納得して、ちひろに近づけました。友達?びっくりしていました」

 近年は女優以外の活躍も注目されている。現在はテレビ朝日系「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」でMCに挑戦中。昨年は、読書歴を披露する著書「まなの本棚」を執筆し、同11月には天皇陛下のご即位を祝う「国民祭典」で祝辞を述べる大役を担った。

 「MCは素直に楽しんでやらせてもらっています。いろんなことを体験させてもらっていますが、一つ一つの仕事に真摯(しんし)に向き合いたい。それが相互に影響を与えるかは分かりませんが、もしかしたらどこかでつながるのかもと思います」

 私生活では、17年に超難関中学に合格したことが話題となり、今春は系列の女子高に入学した。以前は「病理医になりたい」と女優以外の夢も膨らませていたが…。

 「人体のことは昔から興味があるけど、最近は世界史も面白いと思っています。とにかく、いろんなことに興味を持っていたい。一つのことを勉強したから、また他のことを知ることができたり、そこから広がっていく世界がある。視野を広げて本を読んだりしていきたいです」

 女子力アップ以外の、内面における“理想の女性”についても明かしてくれた。

 「人が知らないところで努力ができる人。誰かに褒められたいとかじゃなく、みんなのために動ける人。そういう人が私の理想です」

 愛菜ちゃん、いや、愛菜さんならきっと何にでもなれそうだ。

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