大竹しのぶ、故杉村春子さん名作に挑戦「多少プレッシャーはありますけど、大丈夫」

 女優の大竹しのぶ(63)が30日、都内で行われた主演舞台「女の一生」(11月2日初日、東京・新橋演舞場)の製作発表会見に出席した。

 昭和20年4月に初演され、故杉村春子さんが947回にわたって主人公の布引けいを演じた日本演劇界を代表する名作。けい役に初挑戦する大竹は「残念なことに、実際の舞台を見ていません。どんなお芝居かよく分からないので、意識しないで、自分なりの“けい”を演じるつもりです。多少のプレッシャーはありますけど、大丈夫、頑張ります」と力強く誓った。

 大竹は、杉村さんの当たり役である「日の浦姫物語」の日の浦姫を2012年に、「欲望という名の電車」のブランチ役を17年に演じており、今回は満を持しての出演。杉村さんとは97年にドラマ「棘・おんなの遺言状」で初共演したが、杉村さんは体調不良で降板し、3カ月後に亡くなった。大竹は「病院からテレビ局へいらっしゃっていた。とても立っていられる状態じゃないんですけど、セリフとなると背中がしゃんとしました。素晴らしい方です」と杉村さんをしのんだ。

 また、大竹は新型コロナの影響で、ゲネプロ直前で中止となった4月に公演が予定されていた主演舞台「桜の園」にも触れ「喪失感…あの悲しみは一生忘れられない」と告白。息子と一緒に自粛生活を送りながら「『でも、いつかは』と思って生きていました」と役者魂をのぞかせた。

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