立憲民主党の蓮舫参議院議員が３０日、ツイッターに新規投稿。コロナ禍で政府が配布した布マスクについて、神戸市の大学教授がマスクを１枚いくらで発注したかなどを公表しないのは不当として裁判を起こしたことを受け、田村憲久厚生労働相が「単価の開示は遠慮している」と述べたことに「遠慮？意味がわかりません」と疑問を呈した。

　蓮舫氏は共産党・志位和夫委員長の「政策の合理性を判断するのに単価開示は不可欠。それを拒否するのは、『遠慮』でなくて、ふつう『隠ぺい』という」というツイートを引用。その上で、田村厚労相の「単価の開示は遠慮している」という発言に対して「財源は税金。遠慮？意味がわかりません」と指摘した。

　大学教授が納入業者に発注したマスクの金額などの開示を求めて訴えたことに対し、田村厚労相は「企業活動への影響や契約に基づく対応」として開示しない考えを示した。