拉致被害者の家族、菅首相に訴え「苦しい毎日続いている」

 北朝鮮に拉致された横田めぐみさん=失踪当時(13)=の母早紀江さん(84)ら被害者家族が29日、首相官邸で菅義偉首相と面会した。早紀江さんは「何十年たっても子どもたちの姿が見えない。苦しい毎日が続いている」と訴え、被害者の早期帰国に向けた努力を求めた。

 首相就任後初めて家族と面会した菅首相はあいさつで「多くの被害者の方々が北朝鮮に取り残されていることは大変申し訳ない。自らが先頭に立ち、あらゆるチャンスを逃すことなく活路を開いていきたい」と述べた。

 家族と同行した支援組織「救う会」の西岡力会長は面会後、めぐみさんの父で6月に87歳で亡くなった滋さんの「お別れの会」を10月24日に東京都内で開くと明らかにした。一般の人も参加可能な集会を同日実施し、献花の場を設ける予定だという。

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