萩谷弁護士、岸田政調会長に「憤りを感じます」

 自民党の岸田文雄政調会長が5日、テレビ朝日系「大下容子 ワイド!スクランブル」に生出演し、コメンテーターとして出演していた萩谷麻衣子弁護士に激しく詰め寄られる一幕があった。

 この日は、「国会がなぜ開かれない?」「“コロナ拡大”今必要な対策は?」「“ポスト安倍総理”へのビジョンは?」というテーマで議論を展開。国会が開かれないことについて、番組は「いま、国会で議論するべき法案がない」とする考え方があることや、自民党幹部のコメントとして「招集は早くても10月下旬以降」という内容を紹介した。

 岸田氏は「国民の『国会を開け』という声も重いもの。国会に向けて議論しなければいけないさまざまな課題。準備ができたら議論を始める、こういったことだと思います」と説明。しかし、コメンテーターとして出演していた萩谷麻衣子弁護士は「残念ながら危機感が感じられない。法律相談で日常受けている中小企業の経営者、解雇された方、雇い止めにあった方にあるのは絶望感ですよ。この状態が長引いたら倒れるしかない。その絶望感を国会議員は感じているのか。今、岸田さんの話を聞いてどれだけ届いているのか、残念に思いました」と厳しく反論した。

 さらに「法案の準備ができていない」ことが国会を開かない理由になるのは「平時のこと」とし、「有事の今、同じ様に(その理屈を)持ち込んでいいのかと疑問に思います。『準備をしてます』と聞いて憤りを感じました」と声を震わせた。

 岸田氏はこれに「暮らしを守り、雇用を守り、事業を守り、国民のみなさんにこの厳しい状態、耐えていただかないといけない。だからこそ補助金、融資を早く届けなければいけないが、残念ながらデジタル化が遅れているためになかなか作業が進んでいない」と説明。国会開催の可否とは別の話で応対していた。

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