森友 近畿財務局職員自殺訴訟 妻が涙の訴え「夫は死んでおわび」

 学校法人「森友学園」の国有地売却問題を担当していた元財務省近畿財務局職員赤木俊夫さん=当時(54)=が、佐川宣寿元国税庁長官(62)の指示で決裁文書改ざんを強制され自殺に追い込まれたとして、妻雅子さん(49)が国と佐川氏に計約1億1千万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が大阪地裁(中尾彰裁判長)で開かれ、国と佐川氏側はいずれも請求棄却を求めた。

 「夫は改ざんしたことを犯罪と受け止め、国民の皆さんに死んでおわびすることにしたんだと思う」。雅子さんは法廷で、俊夫さんが受けた苦しみを涙ながらに訴えた。

 6月には第三者委員会による再調査を求める約35万筆の電子署名を国に提出したが、安倍晋三首相も麻生太郎財務相も再調査を否定。「国は国民にも夫にも向き合わず、あるものを出さず、ずるずる先延ばしにして逃げている」と訴えた。

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