藤井七段 棋聖戦 大阪新世界名物“将棋道場”席主が予想「世の中にいいニュースを」

 将棋の最年少タイトルを目指す藤井聡太七段(17)が、渡辺明三冠(36=棋聖、棋王、王将)に挑戦する第91期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第4局は16日、大阪市の関西将棋会館で指される。2勝1敗の藤井七段が勝利すれば、史上最年少17歳11カ月でのタイトル奪取となる。決戦の地・大阪の通天閣近くにある将棋クラブでは、藤井Vを予想する声が聞かれた。

 大阪市の繁華街・新世界。通天閣の真下には、同地ゆかりの天才棋士・阪田(坂田)三吉の偉業をたたえる王将碑がある。近くの商店街・ジャンジャン横丁で、唯一残る将棋クラブ「三桂クラブ」を受け継ぐ席主の伊達利雄さん(56)は「藤井くんに勢いがある」と、藤井七段の史上最年少記録樹立を予想した。

 新型コロナウイルス感染防止のため、通常50面の将棋盤を30面まで減らした。それでも、熱心な対局で満員になる。三桂クラブは、客の対戦相手を伊達さんが決める“将棋道場”。棋力をはかる目は確かだ。

 伊達さんは「僕ら的には渡辺さん。意地を見せて、最終戦まで持っていって欲しいが…」と、渡辺棋聖に思いを寄せる。

 それでも、王位戦で木村一基王位(47)を相手に2連勝した藤井七段の勢いは本物だとみて「若いから頑張れという声も大きい。藤井くんに1冠くらい獲ってもらって、将棋界から世の中にいいニュースを聞かせてくれれば」とした。

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