ヴィジュアル系ロックバンド「Ｌａ’ｃｒｙｍａ　Ｃｈｒｉｓｔｉ」のメンバーで、現在は「ＡＬＩＣＥ　ＩＮ　ＭＥＮＳＷＥＡＲ」として活動するギタリストのＫＯＪＩが食道がんを患っていることを公表した。１３日にグループの公式サイトで発表されたもの。

　ＫＯＪＩは５月末から物を飲み込む際に異変を感じ、胃カメラなどの検査で食道がんと診断された。幸い転移は見つかっておらず、抗がん剤治療で腫瘍を小さくした後に摘出手術に踏み切るという。

　病気の詳細を語るＫＯＪＩは「病名を聞いた時にみんなの顔が浮かびました。ショックを受けるだろうし、悲しいというようなマイナスな気持ちにさせてしまうであろうと思うと胸が痛いです」と苦しい心境を告白。

　療養のために予定されていたライブは一旦中止となるが、ステージ復帰に向けて「大好きな音楽、ギター、ライブを今までと変わらずに楽しめるようにしっかりと治療し、回復に努めてまいります。必ず元気になってまたステージに戻って来たいと思いますので、お時間を頂けたらと思います」と意気込んだ。

　ＫＯＪＩは、Ｌａ’ｃｒｙｍａ　Ｃｈｒｉｓｔｉのギタリストとして９７年にデビュー。０５年に同バンドを脱退するも０９年に復帰。１９年からはＡＬＩＣＥ　ＩＮ　ＭＥＮＳＷＥＡＲとして活動する。