大阪コロナ感染32人「黄信号」 「大阪モデル」に基づき点灯

 大阪府は12日、32人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。緊急事態宣言の解除後では最多。感染状況を判断するための独自基準「大阪モデル」に基づき、警戒を呼び掛ける「黄信号」が緊急事態宣言の解除後、初めて点灯した。

 府が開いた対策本部会議で吉村洋文知事は「夜の街関連、若者の間で感染が広がってきている。ピンポイントで抑えていく」と表明。週内にも大阪市の繁華街・ミナミに臨時の検体採取所を設置し、疑わしい症状があれば検査を受けるよう促すとした。

 また20代の感染者が多いことから、府内の大学や専門学校など約300校を通じ学生に注意喚起する。府民には3密(密閉、密集、密接)の回避などリスクを下げる行動を要請。特にバーやキャバクラなどは業種別ガイドラインの順守を示すステッカーがある店舗を使うよう呼び掛けた。

 現段階では特定業種への休業要請はしないが、吉村知事は「夜の街関連の感染者がさらに拡大すれば、感染防止策を取っていない店舗への休業要請も選択肢の一つだ」との認識を示した。

 東京都では、この日新たに206人の感染者が報告された。200人台は4日連続。累計では7927人となった。

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