東京都 新たに206人感染 3日連続の200人超え 大阪府は「黄信号」点灯も
東京都は11日、新型コロナウイルスの感染者が新たに206人報告されたと発表した。過去最多だった10日の243人より減少したが、3日連続で200人台となるのは初めて。累計では7721人となった。神奈川県で緊急事態宣言の解除後最多となる34人が確認され、埼玉県35人、大阪府28人など都市部での感染が際立つ。
都によると206人のうちホストクラブやキャバクラの従業員や客ら「夜の街」関連は48人。職場や家庭内、会食などでの感染がこれを上回り59人となった。経路不明は半数近い101人。
都とは別に、足立区は、区内の通所介護事業所「足立ケアコミュニティそよ風」で、30~90代の利用者と職員計7人の集団感染が確認された。文京区も区立認可保育園で保育士と園児計22人の感染が判明と発表。重症者はいない。クラスターが発生したとみられる。
また、大阪府では、12日の経路不明の感染者数が14人以上に達するなどした場合、自粛要請などの可否を判断する独自基準「大阪モデル」で、警戒を呼び掛ける「黄信号」が点灯する見通し。