WHO コロナ空気感染否定せず 米は脱退通告「中国に操られている」
世界保健機関(WHO)当局者は7日、新型コロナウイルスがせきなどで飛沫(ひまつ)感染するだけでなく、空気感染する恐れがあるとの指摘に関し、あらゆる感染経路の可能性を精査していると述べた。「閉鎖された、人が多い、換気が悪い公の室内といった状況では特に、空気感染が起きる可能性は完全には否定できない」と説明。こうした環境に入ることを避け、十分な換気などを勧めた。
またトランプ米政権は、WHOから来年7月6日付で脱退すると国連に正式に通告。トランプ大統領が5月下旬、新型コロナを巡る対応が中国寄りだと主張し、脱退すると宣言していた。トランプ氏は、WHOが「中国に操られている」と重ねて非難した。