橋下徹氏 新型コロナで3つの「しっかり」を提言…権力、法、プロセス
元大阪府知事、元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が6日、日本テレビ系の生番組「情報ライブ ミヤネ屋」に出演し、新型コロナウイルスに関して「権力をしっかり使え」、「法をしっかり作れ」、「プロセスをしっかり見せろ」という3つの提言を行った。
東京では連日、新規感染者数が100人を超えているが、橋下氏は「100、100、100ばっかりの数字を恐れるんじゃなくて、横ばい状況で医療状況もまあまあ確保できているのか、それともホントに拡大的にこれから増えていくのか、そこをね、しっかり専門家会議(から移行した分科会)の意見を取りまとめて政治がメッセージを出さなきゃいけない」と強調した。
もう一点、政治がしっかりメッセージを出さなければいけないこととして「感染するのはある意味仕方がないよと。感染したら悪だみたいな雰囲気、この日本の風潮、これは良くないと思うな」と、感染者に責任を問いがちな日本人の傾向を、政治が戒めるべきだとした。
「権力をしっかり使え」については「ポイントは分かってきたんだから、そこを止めにいきゃいい。今はっきりと感染の震源地っていうところが見えている歌舞伎町、池袋、そこの特定業態の特定業種のお店のところにピンポイントでなんで休業を要請しないのか。当然、補償した上で。これが権力の行使ですよ」と具体例を挙げて説明。
「法をしっかり作れ」については、これまでも橋下氏が問題点をたびたび指摘してきた新型コロナ特措法を改正して、責任と権限の所在を明確にするべきだと訴えた。
「プロセスをしっかり見せろ」は、時間切れで語られなかった。