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火の国襲う水の難 熊本南部豪雨で甚大被害

 停滞する梅雨前線の影響で九州に猛烈な雨が降り、熊本県で4日、球磨川が氾濫するなどして計15人が心肺停止となった。9人が行方不明で、1人が重体。警察や消防、陸上自衛隊が救助活動を本格化させた地域がある一方で、複数の自治体で住民が孤立。山間部を中心に救助が届かない地域が出ており、被害規模が拡大する可能性がある。熊本県球磨村や鹿児島県阿久根市など20市町村に災害救助法が適用された。

 熊本県によると、球磨村渡乙の球磨川支流近くにあり、浸水した特別養護老人ホーム「千寿園」で14人が心肺停止で見つかった。ほか3人が低体温症となった。ホームの責任者とは連絡が取れていないという。正午前の段階で屋根以外ほぼ水没。ホーム関係業者によると、重度の利用者が多く垂直避難が困難だったとみられる。

 人吉市内の球磨川では午後に、堤防が約20メートルにわたり決壊しているのが確認された。住宅街では電柱の半分の高さまで土砂が埋まった。住宅街を地元のラフティング協会有志らがボートで回り、被災者を救助した。川沿いの球磨村の集落は、波立つ濁流にのみ込まれた。陸自などがヘリコプターで孤立した住民の救助に当たった。

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