東京都の新型コロナウイルス新規感染者が２日、１００人を超え、小池百合子都知事が「感染拡大要警戒」を掲げたことに、前鳥取県知事の片山善博早大教授が３日、ＴＢＳ系の生番組「ひるおび！」で疑義を呈した。

　小池氏は２日の記者会見で「感染拡大要警戒」と印刷されたボードを掲げて「感染拡大要警戒、この段階にあると認識しております」とし、都民や事業者に「ぜひ意識を共有していただきたい」と呼びかけた。

　これについて、司会のホンジャマカ・恵俊彰は「何をおっしゃるのかなって期待してたんですが。ここもちょっとガクッときたんですけど、要警戒してますよ、みんなって思ったんですが」と、小池氏への失望を隠せず。

　片山氏は「失礼ですけどね、やっぱり得意のキャッチフレーズっていいますかね、言葉遊びと言ったら失礼ですけどね。東京アラート、今度要警戒」と指摘した。

　その上で「今度の要警戒は東京アラートとどういう関係あるんですか？とかですね、一生懸命先日言われてたのが『要警戒の段階に入ったことを皆さんに』…全体の段階の中のどの段階なんですか？その段階になったらじゃあ東京都は何をするんですかとかですね、聞きたいことが全然出てこなくて、要警戒、要警戒って。呪文を唱えていたら物事が解決するわけじゃないですからね」と手厳しく批判していた。