吉村知事、感染症対策チームを「課」にグレードアップ 専任を1・5倍の45人に

 大阪府の吉村洋文知事が5日、大阪府庁で会見。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、4月1日に立ち上げた感染症対策チームを、6月10日から感染症対策課としてグレードアップさせることを明かした。府によれば、最大で250人が投入できる態勢は変わらないが、専任者が約30人から約45人となるという。年度途中での「課」の立ち上げは異例という。

 会見では今月上旬に導入する方針のだ液によるPCR検査に関連して「(コロナの)1日の検査能力をどれくらいまで上げたい」と質問が飛んだ。吉村知事は「いま1400件は回せて、2000件が数値目標だったと思う」と回答。「(感染者が)減っているいまだからこそ、検査態勢を強化していく」と考えを示した。

 「職員も今の状態であれば、増えてるときと比べて、人手も使えるようになってきてる。感染症対策課という新しい課も設置する」と公表し、「応援を含めて250名の体制。特別な課も設置したので。今までチームでやってきたのを課に上げてやりましたから。(感染者の)数が少ないから縮小ではなく、数が少ないからこそ医療キャパ・応援キャパ・検査キャパを増やしていって来たるべき第2波に備えていきたい」と力説した。

 「最初は大阪も100件くらいの検査能力だったけど、検査能力は高まってきてる。だ液PCRを含めて(さらに)検査能力を高めていって、できるだけ早く陽性者をキャッチして囲い込むということに力を注ぎたい。感染拡大させないために。そうすることで社会経済を戻していく。戻していくと感染者が出てくる。出てきたらできるだけ早くキャッチして抑え込む」とプランを明かした。

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