上沼恵美子 コロナ禍で「引退」よぎる…恒例コンサート「もうできない」
上沼恵美子が31日、読売テレビ「上沼・高田のクギズケ!」(日曜、前11・40)に出演し、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、引退を考えたことを明かした。最近は毎年開催している恒例のコンサートも「もうできないと思う」と気弱に話した。
番組では、ウイルスで亡くなった志村けんが主演予定だった映画「キネマの神様」に沢田研二(71)が代役で出演すること、2人は50年来の親友であることなどを語り合った。
上沼は2人の写真を見ながら「この頃が一番テレビが面白かった。いい時代に私は生きたなと思っています。自分もテレビに出させていただいて。充実した人生だったと思っています」と自身について振り返った。
続けて、「コロナが引退を告げに来たのかと思いました。上沼さん、あんたは十分にやったから家におりなさいと」とコロナ禍で番組収録もなくなり、自宅で過ごすことが増えた当時の胸中を告白。「それと、私はコンサートをどうしてもやりたかったんだけど、この状況だとアーティストの方が先にやられるべきだと思う」とコロナ禍で音楽を本業とする人たちも活動ができないことを述べ、自身よりも先にそれらの人が始めるべきだとの考えを示した。
上沼は「まわってきても命がないと思う。私の楽しい楽しいプラチナチケットのコンサートはもうできない…と思うんです」と、しんみりと述べた。
直後に上沼は一転して「なんでだまんのよ!」とまったくフォローも何もない共演者に強烈なツッコミ。「普通、だれかがここで『上沼さん、そんなことありませんよ!って言うんちがうの!」と爆笑を誘っていた。