緊急事態宣言解除後初の週末、都内繁華街は人出戻る

 東京・渋谷の交差点を歩く人たち=12時30分
入口で従業員による手指の消毒が行われる銀座三越
マスク姿となった三越のシンボル・ライオン像=東京・銀座三越
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 新型コロナウイルス感染拡大を受けた緊急事態宣言が全都道府県で解除されて初の週末となった30日、都内の繁華街には人の流れが戻ってきた。

 若者や外国人観光客に人気の原宿・竹下通りは、8割程度の店がオープン。若者のグループやカップルなどでにぎわった。雑貨店やアパレルショップでは、臨時でマスクを販売する店も多く、コロナ禍の影響が見られる部分も。友人3人と2カ月ぶりに訪れたという杉並区の女子高校生(17)は「けっこう人がいるなとは思いますけど、土曜の竹下通りだと思うと、まだまだこんなもんじゃない」と話した。

 渋谷のスクランブル交差点も、通常時に比べると半数ほどの人出。さいたま市から来た女性(26)は「やっぱりいつまでも家にいて自粛や我慢だと、気がめいります。せっかく天気もいいし、久しぶりの渋谷はいるだけで楽しいです」と明るい表情だった。

 百貨店大手の三越伊勢丹ホールディングスは、この日から全店で営業を再開した。銀座三越では、入り口と出口を完全に区別し、入り口ではマスクとフェースガードを着用した従業員が来客の1人1人の手指を消毒。さらにサーモグラフィーカメラを配備して入店者の体温を計測した。

 夫婦で買い物に訪れたという目黒区の男性(67)は「やっと経済が回っていってくれるんじゃないかと期待しています」と笑みを浮かべつつ、「第2波も来ているっていうので、高齢者としては心配です」と微妙な表情。第2波への警戒を呼びかけるように、三越のシンボルであるライオン像には、マスクが着けられていた。

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