【記者の目】手越に厳罰…打倒コロナ一丸の中“聖域”なき断行

 ジャニーズ事務所は26日、NEWS・手越祐也(32)が芸能活動のすべてを自粛すると発表した。手越は、緊急事態宣言中にもかかわらず女性を伴って酒席に参加したことを、14日の「週刊文春」と23日の「文春オンライン」で2度にわたって報じられた。新型コロナウイルス感染拡大防止にジャニーズ一丸となって取り組む中での懲りないステイホーム破りに、事務所は看過できないとして無期限謹慎を決断。ついに厳罰処分を下した。

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 トレードマークの金髪に、自由奔放なキャラクター。手越の場合、その“チャラさ”がむしろ個性として認知され、定着していた。

 これまで週刊誌報道で世間を騒がせることは幾度となくあったが、“チャラ男キャラ”ゆえか矢面に立たされることはなく、タレントとしても、サッカーフリークとしてキャスターを務めたり歌唱力を評価されるなど重用されてきた。手越を取り巻くこうした状況もあってか、事務所からはそのたびに注意を受けてきたにもかかわらず、本人に“危機感”が欠落していたのかもしれない。

 コンプライアンス遵守が何より重要な昨今。ジャニーズ事務所も然りで、特に藤島ジュリー景子社長(53)のもと新体制となってからは、所属タレントの不祥事に対しては速やかに処分を下している。ましてや未曾有の国難にあって、事務所一丸となって“打倒コロナ”へチャリティープロジェクトを遂行している立場。示しがつかないと考えるのは当然で、“聖域”なく断行されたかたちだ。(デイリースポーツ・福岡香奈)

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