ベテラン歌手・前川清（７１）が２５日、所属事務所「前川企画」のＹｏｕＴｕｂｅチャンネルを更新。「前川清から皆様へご挨拶」と題し、長男でシンガー・ソングライターの紘毅（３４）のギター演奏で自身のヒット曲「哀しみの終わりに」を熱唱。「♪いつか笑える日が来る～」との歌詞をリフレインし、最後に「いつか笑える日が来ますように…」とのメッセージを掲げ、新型コロナウイルス感染拡大による非常事態宣言で、厳しい生活を送る世の中にエールを送った。

　冒頭で前川は、まず「一生懸命に頑張られている方、一生懸命に自粛されている方がいらっしゃる。また、医療関係の方、命がけで私たちを守っていただき本当に感謝いたしております」と語った。今回の配信には「ＹｏｕＴｕｂｅを見ると、いろんな若い方が参加して勇気づけられる」とし、自身もどのような内容で、どのタイミングで配信するのがいいのか検討したそうで、最終的に「私も、ファンの方からどうしているのといったお便りもいただく。ファンの方のためにも元気ですよとお届けするのがいいのかなと思い、流させていただいた」と説明した。

　自身も今年３月の大阪・新歌舞伎座公演での１カ月座長公演やコンサートが中止となり「２、３、４月と約３カ月間、何の仕事もしていない」という。そのため「２カ月以上、歌っていないので迷惑をおかけすると思いますけど」と語りながらも、これまでと変わらぬ歌声で「個人的に好き」というこの曲を披露した。